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私とは、世界を映し出す鏡だ。
外の世界で起きている問題は、
同時に私の内にも表れている。

私が変わることによって、
世界もまた変わるだろう。
私という鏡が変われば、
そこに映る世界の姿も
変わるのだから。

世界に変化を生み出すために、
他の人を変えるのではない。
まず私自身からはじめて、
世界に望む変化であろう。

マハトマ・ガンディーの言葉

私とは、世界を映し出す鏡だ。
外の世界で起きている問題は、
同時に私の内にも表れている。

私が変わることによって
世界もまた変わるだろう。
私という鏡が変われば、
そこに映る世界の姿も
変わるのだから。

世界に変化を生むために
他人を変えるのではない。
まず私自身からはじめて、
世界に望む変化であろう。

マハトマ・ガンディーの言葉

KOTOWARI
SUMMER RETREAT 2023

気候変動、経済格差、資源の枯渇、疫病の蔓延と混乱、各国間の軋轢と戦争など、世界規模での危機が深刻化している。ともすれば私たちは、政治経済の構造改革や科学技術の発展によって、世界の問題は解決できるものだと思いがちだ。たしかに近現代の文明の歴史はそのように築かれてきたし、これからも外的な世界の変革は求められ続けていくことだろう。

しかし、それと同時に、問題の根源にある人間の内面の働きを知ることが、現代に特有の喫緊の課題となってきている。制御できないのは外側のシステムなのではなく、私たち人間自身なのだということが、幾多の問題の背景に見えはじめてきている。どれだけ時代や環境が変わっても変わることのない、形と名前は変われど繰り返されてきた人間の心の営みに目を向けるとき、問題の解決に至る一歩を、私たちは自らの中に見出していけるかもしれない。

このような時代の節目に、古今東西で人びとはリトリートを行ってきた。リトリートとは、人里離れた奥深い自然環境で過ごす、自分自身の中に深く潜っていく時間。幾千年の時の流れを感じるブナの原生林を歩き、ヨガや瞑想などの観想的な実践を通して、世界に関する知的な理解の土台となる身体的な智慧を養う。

日本古来の自然の智慧を体現する達人や哲学者、禅の修行者、山伏といったゲスト、多様な実践の背景を持つファシリテーターたちと共に、次の時代の世界観を探求していく、「KOTOWARI Summer Retreat」。今夏、奥会津の山村道場に、国内外から若者たちが集う。少し先を歩く問いの探求者や実践者、志を同じくする同朋たちと語り合い、またときには森の中で一人静かに瞑想し、これからの人生を生きる上での土壌を築いていく。

サマーリトリートの心得

1. 中庸の在り方を知る

外的な変化の大きさや深刻さに関わらず、変わらずにあり続ける中庸の心に自分の軸を置く(瞑想やヨガ、内省のための実践)。

2. 現象をありのままに観る

形骸化した問題意識や解決方法、理論的な知的枠組みから離れて、ありのままに立ち現れる現実と向き合う(中庸の在り方に根ざしたリベラルアーツ的思考)。

3. 根底にあるつながりの認識

悠久の自然環境や人類史とつながることで、自己よりも大きなものの存在を直観し、自己認識の範囲を広げる(奥会津の自然と日本古来の自然観)。

開催概要

開催期日・場所
2023年8月16 (水) -20日 (日)
福島県南会津町 会津山村道場

募集対象
高校生、大学生、大学院生、新社会人
*高校生は保護者の同意が必要
*学校に所属していなくても15歳~25歳の方は応募可

募集人数
25人(予定)

使用言語
日本語

参加費用
無料 (プログラム費・食費・宿泊費は無料。現地までの交通費と事前課題の書籍の購入費のみ負担)

プログラム後の関わり
サマーリトリートで得た気づきや学びを、プログラムの同朋と共に深めていくフェローシップがあります。フェローシップへの参加は必須ではありませんが、継続的に探求を共にしていく人たちを求めています。オンラインと冬のリトリートのハイブリット型で、2023年秋から冬にかけて実施予定。

選考方法
募集期間内に提出されたフォームの回答と、書類選考後のオンライン面談によって選考します。

応募方法
本ページより所定の応募フォームから申し込み下さい。例年よりも多少お時間をいただく形式になっています。時間に余裕をもって記入をはじめてください。

応募期間 (日本時間)
2023年7月21日 (金) 23時59分まで

選考結果
7月下旬までにお知らせいたします。選考理由については個別にお答えいたしませんので、予めご了承ください。

Summer Retreat 参加者の声

2023年度のプログラム参加者の声の一部を掲載します。リトリートは自然との深い対話と自己探求の場であり、多くの参加者にとって新たな気付きや変容をもたらす体験になりました。

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Summer Retreat 奉仕者の声

奉仕者はサマーリトリートの精神的な支柱であり、参加者の探求の過程を裏でサポートする伴走者です。本ブログ記事では、過去の奉仕者のみなさんの感想を掲載いたします。

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Summer Retreat #4: 参加後の私の変化

こんにちは。KOTOWARIインターンのともきです。今回は、昨年のウインターフェローシップに一緒に参加した、ななみんのインタビュー記事です。KOTOWARIのプログラムを経た、ななみんの変化とその後について話をしてもらいました。

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Summer Retreat #3: リトリートの学びとは

はじめまして、高校3年生のになです。去年のサマースクールとフェローシップに参加して、現在はKOTOWARIでインターンをやっています。この記事ではKOTOWARIで得られる学びとは何かを書いてみたいと思います。

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Summer Retreat #1: KOTOWARIという場

はじめまして、高校3年生のまことです。僕は過去のプログラム参加者で、現在はKOTOWARIでインターンをやっています。この記事ではKOTOWARIとはどんな場であるのかを書いてみたいと思います。

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FW最終課題Ⅱ:Now I Become Myself

一瞬で自分自身が今まで知っていた、理解していた、望んでいた、感じていたと思っていたことが崩れさっていく感覚をどこかで待ち望んでいる人に、変容の岐路を届けたい。まずは、あえてKOTOWARIから離れた私の人生を振り返ろう。

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FW最終課題Ⅰ:世界は広いだろうか。

世界は広いだろうか。狭いだろうか。私たちの世界の広さは、私たちの認識によって決まる。世界は、私たちが日々主体的に構成しているものだ。一つ例を挙げよう。鉱物学者と、ただ散歩をする人とでは、石の見え方が違う。

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Winter Fellowship 2022-2023 を終えて

2022年11月からはじまったWinter Fellowship 2022-2023は、2023年2月に無事終了いたしました。毎週日曜朝にはオンラインでの議論、ワーク、瞑想があり、合わせて国内外の哲学者や心理学者、人類学者などの読書・作文課題を行いました。

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FWSP:私の「いのち」の本音

2022年11月~2023年2月で実施した、Kotowari Winter Fellowhip 2022-2023。隔週のリーディング課題とセミナーを終えたフェローの振り返りをご紹介しています。今回は、SP:”奥会津冬合宿プログラム”の振り返りを、フェローの「みき」よりお届けします。

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FW3-2:真理は教育できるのか

2022年11月より開講した、Kotowari Winter Fellowhip 2022-2023。隔週のリーディング課題とセミナーを終えたフェローの振り返りをご紹介しています。今回は、W3:”Being & Mind”の振り返りを、フェローの「ともき」よりお届けします。

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FW3-1:私には「推し」がいる

2022年11月より開講した、Kotowari Winter Fellowhip 2022-2023。隔週のリーディング課題とセミナーを終えたフェローの振り返りをご紹介しています。今回は、Week3:”Being & Mind”の振り返りを、フェローの「すず」よりお届けします。

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FW2-2:やりたいこと至上主義

2022年11月より開講した、Kotowari Winter Fellowhip 2022-2023。隔週のリーディング課題とセミナーを終えたフェローの振り返りをご紹介しています。今回は、Week2:”Being & World”の振り返りを、フェローの「たんご」よりお届けします。

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FW2-1:慢心ない自信とは何か

2022年11月より開講した、Kotowari Winter Fellowhip 2022-2023。隔週のリーディング課題とセミナーを終えたフェローの振り返りをご紹介しています。今回は、Week2:”Being & World”の振り返りを、フェローの「ななみん」よりお届けします。

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FW1-3:さびしさを見つめること

2022年11月より開講した、Kotowari Winter Fellowhip 2022-2023。隔週のリーディング課題とセミナーを終えたフェローの振り返りをご紹介しています。今回は、Week1:”Being&Knowing”の振り返りを、フェローの「みき」よりお届けします。

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FW1-2: 声を、聴いています

2022年11月より開講した、Kotowari Winter Fellowhip 2022-2023。隔週のリーディング課題とセミナーを終えたフェローの振り返りをご紹介しています。今回は、Week1:”Being&Knowing”の振り返りを、フェローの「てらしー」よりお届けします。

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FW1-1: 革命と退屈

2022年11月より開講した、Kotowari Winter Fellowhip 2022-2023。隔週のリーディング課題とセミナーを終えたフェローの振り返りをご紹介しています。今回は、Week1:”Being&Knowing”の振り返りを、フェローの「はやて」よりお届けします。

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会津サマースクールvol.5: KASSという生態系

こんにちはKOTOWARTIメンバーの野村です。 このブログでは「KOTOWARI会津サマースクール(以下、KASS)」に参加したことのある者として、KASSの魅力を私なりの言葉で伝えようと思います。普段は外資系のコンサルティング会社で仕事をしている社会人1年目の人間です。学生時代はサステナビリティ関連のNPOで働いたり、学生団体の運営をしていました。

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会津サマースクール vol.4: 私の学び

こんにちは、昨年のKOTOWARI会津サマースクール(以下KASS)に参加した北村萌(めぐ)です。参加時はアメリカの大学を卒業した直後でしたが、今は社会人一年目が終わろうとしています。まず初めに、私が参加して一番印象に残った出来事について紹介したいと思います。少しの間お付き合いしていただけると嬉しいです。

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会津サマースクール vol.3: 興味はあるんだけど…という人へ向けて

このブログでは「KOTOWARI会津サマースクール」の魅力を、昨年の参加者たちが自分の言葉でお伝えします。3回目の記事は高校生の菊池が担当します。僕は去年参加して楽しかったので、ぜひ他の高校生にも参加してもらいたいと思っています。しかし敷居が高そうだな…と感じている人もいると思います。そんな方々へ向けて今回の記事を書きます。

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会津サマースクール vol.2: 大切なもの

こんにちは、昨年のKOTOWARI会津サマースクール(以下、KASS)に参加した高校生です。 第2回は、会津に訪れてから人生が豊かになった16歳がのんびりとお届けします。もう1年が経とうとしていますが、KASSに参加してから、日々の幸せと感じることを書き綴るようになりました。 ちょうど一年前。趣味はなに?好きなことはなに?と聞かれると、少しだけビクッとなってしまう高校一年生だった。

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会津サマースクール vol.1: 伴奏

こんにちは、KOTOWARIメンバーの今井です。 このブログでは「KOTOWARI会津サマースクール(以下、KASS)」の魅力を、昨年の参加者たちが自分の言葉でお伝えします。初回は今井が担当します。僕は大学でロシア文学を専攻していますが、昨年から第一次産業に関心を抱き、全国の農家や漁師のもとを訪れるようになりました。現在は利尻島で昆布を干しています。

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KOTOWARI Summer Retreat's Host

GUESTS & PARTNERS

Guest Speakers & Facilitators

内山節

哲学者。1950年東京生まれ。東京と群馬県上野村を往復しながら暮らす。東京大学大学院、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授などを歴任。NPO法人・森づくりフォーラム代表理事。

成瀬正憲

山伏。哲学研究のかたわら列島各地の儀礼や芸能に触れ羽黒修験と出会う。山形県に移住し、羽黒町観光協会勤務を経て独立。山伏の修行を重ねながら、大学で人類学の教鞭をとり、日知舎として活動。

星覚

雲水(禅の修行僧)。慶応義塾大学卒業後、曹洞宗大本山永平寺での三年間の修行生活を経る。中国、米国、ポーランド、ドイツなどで参禅。都市生活の中で修行を続け、禅を国内外で伝えている。

山田博

株式会社森へ、創始者。自分、相手、自然との対話を通して、自分自身や組織の原点に立ち返り、本質的な洞察を得る「森のリトリート」を開催。 リクルート勤務後、CTIジャパン代表などを歴任。

Judit Kroo

文化人類学・言語学者。アメリカのアリゾナ州立大学にて、言語共同体がどのように形成されるのか、また言語の社会的意味の、時間の経過に伴う変化の過程に関して研究している。

岡田猛

東京大学大学院教育学研究科、教授。創造的認知プロセス、とくに芸術創作の場において、アイデアが生まれ、形になっていくプロセスや、その教育的支援について研究を進めている。

藤代健介

起業家・修行者。「修行を日常へ。」をコンセプトに心と体を整えるウェルビーイングな習慣を開催するNestoの代表として場作りを行う。日々の整う暮らしを鎌倉で実践中。

LOCATION

Sanson Dojo | Oku Aizu, fukushima, Japan
縄文時代より肥沃な土地として栄えていた会津は、日本海側気候で全国有数の多雪地帯でもあり、冬場の厳しい自然環境を主にした節季で人々の生活が営まれてきました。冬場は厳しい雪と寒さに閉ざされ、自然の摂理とともに暮らしてきた人の習慣や知恵がいまだ感じられる地域です。 特に多雪地帯であった村落には、人間の手から守られてきた自然、ブナの原生林があります。また、自然資源としても生活の場として、自然環境と付き合い続けている人たちが身近に暮らすのも、会津の特徴です。 自然そのもの、そして、これからの自然と人の関わりを考えていく上で、会津は貴重な学びのための場所となっています。

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