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こんにちは、昨年のKOTOWARI会津サマースクール(以下、KASS)に参加した高校生です。

第2回は、会津に訪れてから人生が豊かになった16歳がのんびりとお届けします。KASSに参加してから1年が経とうとしていますが、日々幸せと感じたことを書き続けています。

ちょうど一年前。趣味はなに?好きなことはなに?と聞かれると、少しだけビクッとなってしまう高校一年生だった。

なんとなく学校で話しにくい環境問題に
なんとなく興味は持っていて
こんななんとなくでいいのかと思いながら
応募フォームをクリックした。

合格の通知をいただき、旅行気分で集合場所に到着。それからの4日間は、人生で最も生まれ変わり続けた時間だった。

1日目の夜、参加者に投げかけられたのは「自分にとって大切なものを挙げよ」という質問。私は、数年前に私が妹にあげたくまのポーチと答えた。「妹のこと大事にしているんだね」と言われ、違和感を感じた。「自分のものではないのに何故?」と聞かれ、戸惑った。それからしばらく自分に問い続け、「妹が大切にしてくれている様子が好きだから」と、寝る前に仲間に伝えにいった。

大切なものが大切である理由を私は知らなかった。その時初めて知った。そう、私は私が思うよりずっと妹が大好きなのだ。

なんとなく何にもハマれず
なんとなく何かにハマっている友人が羨ましくて
でもこのなんとなくを変えなくては
という焦燥感に潰されていた。

そんな私は会津での4日間を経て、

なんとなく理解しているつもりだった自分と
なんとなく距離を置いていた周囲と
初めて正直に、素直に、等身大で向き合って
たくさんの発見をすることができた。



大切なものを大切だと
気がつくこと
口に出すこと
その理由を知ること

大切なものは何か、繰り返し問い続けた4日間のあと、私の心の中には大切なものボックスができた。いつでも開けられるボックス。いつでも追加できる私だけのボックス。
KOTOWARIはそのボックスの作り方を教えてくれた訳ではない。ボックスが入る少しの隙間を、私の心に作ってくれたのだ。

高校2年生。
幸せを感じたときに、幸せだと言えるように
生きています。

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