11 7月 posted by admin こんにちは、昨年のKOTOWARI会津サマースクール(以下、KASS)に参加した高校生です。 第2回は、会津に訪れてから人生が豊かになった16歳がのんびりとお届けします。KASSに参加してから1年が経とうとしていますが、日々幸せと感じたことを書き続けています。 ちょうど一年前。趣味はなに?好きなことはなに?と聞かれると、少しだけビクッとなってしまう高校一年生だった。 なんとなく学校で話しにくい環境問題に なんとなく興味は持っていて こんななんとなくでいいのかと思いながら 応募フォームをクリックした。 合格の通知をいただき、旅行気分で集合場所に到着。それからの4日間は、人生で最も生まれ変わり続けた時間だった。 1日目の夜、参加者に投げかけられたのは「自分にとって大切なものを挙げよ」という質問。私は、数年前に私が妹にあげたくまのポーチと答えた。「妹のこと大事にしているんだね」と言われ、違和感を感じた。「自分のものではないのに何故?」と聞かれ、戸惑った。それからしばらく自分に問い続け、「妹が大切にしてくれている様子が好きだから」と、寝る前に仲間に伝えにいった。 大切なものが大切である理由を私は知らなかった。その時初めて知った。そう、私は私が思うよりずっと妹が大好きなのだ。 なんとなく何にもハマれず なんとなく何かにハマっている友人が羨ましくて でもこのなんとなくを変えなくては という焦燥感に潰されていた。 そんな私は会津での4日間を経て、 なんとなく理解しているつもりだった自分と なんとなく距離を置いていた周囲と 初めて正直に、素直に、等身大で向き合って たくさんの発見をすることができた。 大切なものを大切だと 気がつくこと 口に出すこと その理由を知ること 大切なものは何か、繰り返し問い続けた4日間のあと、私の心の中には大切なものボックスができた。いつでも開けられるボックス。いつでも追加できる私だけのボックス。KOTOWARIはそのボックスの作り方を教えてくれた訳ではない。ボックスが入る少しの隙間を、私の心に作ってくれたのだ。 高校2年生。 幸せを感じたときに、幸せだと言えるように 生きています。 Share: