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KOTOWARIでは、多様な背景や世界観を持つ人びとが互いから学び合い、古今東西の智慧と悠久の自然に触れ、自己探求を深めていく場を共創しています。奉仕者はサマーリトリートの精神的な支柱であり、参加者の探求の過程を裏でサポートする伴走者です。そのために、自分自身も深い自己理解と世界観を培い、それらを土台に周りの人々とも探求を共にできるような方(そうありたいと願う方)を求めています。本ブログ記事では、過去の奉仕者のみなさんの感想を掲載いたします。

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サマーリトリートの光景

「自分自身の行動を観察する、呼吸を観察する。周囲を観察する、声を掛けコミュニケーションを取る。自分自身と向き合いながら、段々と周囲が見えるようになり、見守ったり声を掛け合ったり分かり合ったり…というような流れがボランティアメンバー同士で作られていったのが素敵だったと思います。そこで皆がどういう風に努力し関わっていたのかをなんとなく知ることができて一人一人の存在の尊さを感じることができました。ここに気づくことができた、感じることができた事実に至るまでの過程に大きな変容と意義を感じています。」

「目の前で、人が奉仕をしていく瞬間と裏側を見ることができたのも大きな気づきになりました。料理を作る。美味しく食べてもらいたい。話を聞く。この場で何かを見つけていってほしい。最後のお疲れ様会でリトリートで起きた自分が知らなかった出来事と参加者の大きなブレイクスルーを聞いていく中で、奉仕することで、奉仕する側はもしかするとされる側よりも何倍も幸せになれるかもしれないと気がつきました。」

「宿泊施設がとても自然豊かな場所で、そこに居るだけで風が心地よく幸せで、綺麗な緑や星に癒され、愛溢れる皆さんといろんなお話をしながら共に過ごせた時間が、日頃多くを求めて東京で忙しく過ごしている私にとって凄く癒される時間になりました。また一緒に調理を担当したお坊さんの円さんが、食材を余すことなく料理に使っていたり、星覚さんの禅の教えを朝食の前に聞いた時にいかに食べ物が有り難く、当たり前のように食材を頂けてることの有り難さを痛感しました。そこに目を向けたらそれだけで十分満たされていて幸せだと心から感じました。」

対話の様子

「今回のボランティアは奉仕を実践できる場で「誰かのため」という意識は常に存在している場だけれど、奉仕の場面で現れる感情・行動パターンを静かに見つめて、それを鎮めて、その中に安らぎを発見していく実践をすることができた。そうすることではじめて、ある意味利己的だけれど同時に利他的でもあって、自然の流れや包括性に安心感を発見する先にある他者との関係性というものを体感できたように思う。」

「信頼関係は自らが人を信じて頼ることから築かれるもので、それを通して言葉だけではない目を見て姿勢を見て行動を見て愛と優しさに触れることでコミュニケーションの本質をボランティアメンバーの中で共有できた部分があったのではないかと思っています。この言葉に限らないコミュニケーションの本質そしてそれを体現していくためのボランティアメンバーの個々の努力を私なりに気づくことができたのが大きな変容でした。」

「自他を肯定しながらもちゃんと向上していこうと言う様な雰囲気が全体的にあった様に感じました。
お互いにどんな小さな事でも自然と感謝を述べていく環境のおかげも大いにあると感じます。
調理場で関わりの深かったみなさんの、直向きに頑張る姿、明るさ、優しく人を安心させる様な雰囲気、苦手な事にも謙虚に挑戦していく姿、そしてそれらを否定し型にはめようとしない場の空気は、これまで自分がいた環境と大きく違い感銘をうけました。」

調理の時間

「私は主に調理スタッフとして参加させて頂いたのですが、このような大人数の方の食事を作るのは初めての経験でした。
初めの数日間は他の方の手際の良さについていけず落ち込むことも多くありましたが、私が作ったご飯を多くの方が笑顔で食べてくださったことや、参加者数名が美味しかったと料理の感想を伝えてくださったことが本当に嬉しかったです。
人を想って料理をするということの豊かさを学ばせて頂きました。」

「ボランティアコミュニティを共に時間を過ごし、参加者を迎えたサマーリトリートを大団円の成功裡に終えることができた経験は、自己の「身を尽くし」て奉仕する鍛錬と共に人間理解・コミュニティデザインの「澪標」になった事で、より自分の枠を外し、自分以外のものや人に携わる喜びを味わうことができたこと。」

「自分の未熟な部分にも素直に向き合えることができ、様々な事象に感謝の念を持つことができました。
また良いものを作る環境がどの様な物か学ばせて頂きました。
また自分の目に見える変容として、これまでずっと厳しい顔つきと言われていたのが、ニヤけ面と言われたことは自分の中でとても嬉しくありました。
競争を必要としない環境の生きやすさを改めて深く感じることができました。」

休憩時間