ウブントゥ哲学と対話の輪 with Wakanyi Hoffman
この度、一般社団法人KOTOWARIでは、ケニア出身の文化人類学者であり、絵本作家でもあるWakanyi Hoffman氏をお招きし、ウブントゥ哲学について深く学び、対話を行う会を開催いたしました。
Wakanyi Hoffman氏は、アフリカに古くから伝わる世界観や価値観を現代に伝える語り部として、世界中で活躍しています。彼女の伝える哲学の一つである「ウブントゥ」とは、「私は関係性を通して私となる」という意味を持ち、人間同士の繋がりや相互依存の重要性を強調する考え方です。この哲学は、個々の成長と共に、コミュニティ全体の繁栄を目指すものであり、現代社会において私たちが直面する多くの課題に対して、重要な洞察を提供しています。
この対話の会には、日本各地で古来からの智慧や伝統を受け継ぐ方々を20名ほどお招きし、ウブントゥの精神を基にした新たなつながりを築くことを目指しました。対話の場を通じて、国境や文化を越えて共有される人間性の豊かさに触れ、未来を共に考える機会となりました。
イベント詳細:
日時: 8月26日 (月) 16時~18時
会場: 東京都、麻布十番
使用言語: 英語
募集人数: 20名
参加費: 無料
ゲスト:Wakanyi Hoffman
Wakanyi Hoffmanは、先住民の知恵を現代社会に生かし、異文化理解を促進することに情熱を注ぐ、グローバル教育のリーダーであり語り部です。彼女は、「African Folktales Project」の創設者として、アフリカの伝統的な物語を記録し、次世代に伝えることで、文化的なアイデンティティと遺産を守る取り組みを続けています。
Wakanyiは、物語や伝承を通じて共感や理解を深め、異なる背景を持つ人々の間で共通の人間性を育むことの重要性を強調しています。彼女の活動は、先住民の知恵を現代の教育に統合することを目的とし、国際的な賞やフェローシップを過去に多数受賞しています。
教育者としての役割にとどまらず、彼女は文化保存やグローバル市民教育に関するトピックで積極的に発言をし、執筆活動も行っています。Wakanyiのビジョンは、文化の豊かさを尊重しつつ、より包括的でつながりのある世界を築くことです。彼女の活動は、世界中の教育者やコミュニティリーダーにインスピレーションを与え続けています。